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師範日誌 173 [ダメだしも大事]

最近は子供の人数が増えている健進会ですが、意識している指導のポイントがあります。
小学生の低学年くらいまでは、まだ集中力が続かず稽古が長く出来ないことが多いのです。
そんな時はちょっと遊びの要素を加えたりして、とにかく褒めることを中心にしていきます。
そこそこ年数が経ってきた子供たちは、少し厳しい言葉かけをしていきます。
ある程度基礎を稽古してきている段階では、次のステップに進んでいくために苦手な部分を見つめ直すことが必要だからです。
さらに上を目指している子供には、もっと細かい指示を出します。

先日の稽古では形の稽古を集中的におこなった子供がいました。
何となく形は出来てきているけれども、まだまだピシッと決まっていない感じ。
当然細かいアドバイスをして、繰り返し練習します。
形はもちろん基礎の稽古は、1度出来た気になってもそれは出来ていることにはなりません。
何百回と練習して初めて身体が覚えていくものです。
なので繰り返し練習することがとても大切なのですが、えてして子供はこの繰り返しが得意ではないのです。
だから口を酸っぱくしてもダメだしをします。
子供は泣きそうにもなります。
でもそれを乗り越えることは絶対に必要です。
でなければ、ちゃんとした大人になれないから。
もちろん良くなった所は絶賛します。
悪いところオンリーではなく、良いところも必ず伝えるのです。

一方的に批判するのではなく、上手になるための熱い思いを伝えながらウィークポイントを指摘していくことが大事なんだと考えています。
要はダメだしの仕方・・・でしょうか。
それが出来た時の自信につながるのだろうと思うのです。

ちなみに、そのアドバイスを教えている指導者が体現できなければならないのは言うまでもありませんが。

大人も子供も夢中になれる時間。
それが武道の時間です。

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